楷塾ブログ
勉強時間について
2学期末試験が終わり内申が決まることで志望校を決める時期となってきました。
生徒たちはなんとなくは決まっていたものが本腰で決めていく時となり、表情が変わっていくいい時期です。
先日の入試相談中で一つ面白い話がありました。
「先生、勉強は長時間するものですか?」
よく司法試験や公認会計士などの資格試験を取るにあたって5000時間は必要という話があります。
いわゆる優秀とされた人が司法試験などを挑戦しようとテキストを手に取ってみた瞬間、結構な割合で心が折れます。それでも1年続けてみて、今度は周りとの差にまた心が折れます。周りの友人は働いて収入がある中、自分は勉強ばかりなのでまた心が折れます。
そんなこんなに心が折れることがなく且つ優秀な猛者にとって必要な時間が5000時間なんです。
長時間座ってればいいわけではありません。
勉強時間が長ければいいわけでもありません。
その世界には効率性なんてありません。
自分の課題に真摯に立ち向かうためには時間が必要なのです。
この話をした子は毎日4時過ぎに塾に来てはよく勉強するようになりました。
昨日は難しい因数分解にアドレナリンをドバドバ出して取り組んでいました。
遠慮も妥協も不本意ももういらない。
自分が納得いくまでやってみようじゃないか。
その環境作りと下支えは誰よりも見てきた僕の役割なので任せてくださいな。